畳の構造
畳表・畳床・畳縁を組み合わせて
畳を作ることができます
一般的な畳の構造は上図のようになっています。
最近は生活様式が変ってきたことにより、畳へりのない「縁なし(へりなし)畳」というものも普及してきました。
基本的な作りとしては、「畳床(たたみどこ)」と「畳表(たたみおもて)」の組み合わせでできあがっており、当店では下記のような種類の畳床と畳表の製造をしております。
当店取扱い素材
畳表
天然のい草から、日焼けに強くアレルギーをおこしにくい
加工畳表まで幅広く取り扱っています。
いぐさ表(いぐさおもて)
一般的に、「畳」といったら“いぐさ表”の畳を思い浮かべるのではないでしょうか。
い草の断面図は、スポンジ状になっており、小さい穴がたくさんあいています。畳表は、このい草を経糸に交互にからめて織り込んでいきます。
国内の代表的な産地は熊本県で、他に岡山県、福岡県、高知県などでも生産されています。同じ「いぐさ表」といっても等級があり、い草そのもののランクや経糸の種類により、価格・手触り・持ちに違いがでてきます。
主に縁(へり)つき畳に使われますが、縁(へり)なし畳で用いる場合には、「目積(めせき)」という織り目と織り目の間が通常より、細かい織のいぐさ表を使います。
ダイケン 健やか表(すこやかおもて)
大建工業株式会社の和紙を原料した畳表です。
ダニ・カビの発生を抑え、色あせしにくい表であることと、樹脂コーティング加工されているため、撥水性があり、コーヒーやお茶などをこぼしても汚れにくいという特徴があります。
縁(へり)つき畳や、縁(へり)なし畳、どちらにも使われます。カラーバリエーションも豊富なことから、半帖の縁なし畳・置き畳では、部屋の雰囲気に合わせて、色味を選ばれることが多いです。床暖房での置き畳や、薄畳を作る際にも使われます。
セキスイ 美草表(みぐさおもて)
天然樹脂・プラスチック、天然の無機材料であるカルシウムの混合物で作られた畳表です。ダニ・カビの発生を抑え、色あせしにくい表であることと、樹脂コーティング加工されているため、撥水性があり、コーヒーやお茶などをこぼしても汚れにくいという特徴があります(日本アトピー協会推薦品)。
縁(へり)つき畳や、縁(へり)なし畳、どちらにも使われます。カラーバリエーションも豊富なことから、半帖の縁なし畳・置き畳では、部屋の雰囲気に合わせて、色味を選ばれることが多いです。また、抗菌剤入りの「抗菌表」もあります。
琉球表(りゅうきゅうおもて)
【特徴】
天然樹脂・プラスチック、天然の無機材料であるカルシウムの混合物で作られた畳表です。ダニ・カビの発生を抑え、色あせしにくい表であることと、樹脂コーティング加工されているため、撥水性があり、コーヒーやお茶などをこぼしても汚れにくいという特徴があります(日本アトピー協会推薦品)。
縁(へり)つき畳や、縁(へり)なし畳、どちらにも使われます。カラーバリエーションも豊富なことから、半帖の縁なし畳・置き畳では、部屋の雰囲気に合わせて、色味を選ばれることが多いです。また、抗菌剤入りの「抗菌表」もあります。
【豊富な種類】
・縁付き用「セキスイ美草表[引目]グリーン」「セキスイ美草表[引目]カラー」「セキスイ美草表[引目]抗菌タイプ」
・縁なし用「セキスイ美草表 目積」
わんにゃんスマイル畳®(わんにゃんすまいるたたみ®)
抗菌剤「コーキンマスター™」配合の特殊表です。
ペットを飼っている家で使うことを考えて開発された畳表で、「犬の足腰が弱くなってフローリングだとケガに繋がりそう」「家でペットと遊びたいけどフローリングは冷たいし、畳は傷が気になる」「お漏らししちゃった時に畳に臭いが染みつきそう」など、さまざまな不安にも安心してお使いいただけます。
縁(へり)つき畳や、縁(へり)なし畳、どちらにも使われます。カラーバリエーションも豊富なことから、半帖の縁なし畳・置き畳では、部屋の雰囲気に合わせて、色味を選ばれることが多いです。
わんにゃんスマイル畳®について詳しくはこちらから
畳床
天然のい草から、日焼けに強くアレルギーをおこしにくい加工畳表まで幅広く取り扱っています。
【床の構造】内で記載している素材は、畳床の上から順番に重なっています。
また、それぞれの畳床の断面図の写真を掲載しています。
わら床(わらどこ)
わら床の主な原料となる、稲わらは“新潟県・山形県・宮城県産”です。
【畳床の構造】
上から❶化粧バエシート❷わら❸防虫PPシート
【畳床の特徴】
昔ながらの畳と同じ、天然わら100%の畳床です。ボード床と比べると感触がとても良く、復元力に富んでおり耐久性は抜群です。
また、吸湿・放湿性の機能を持っていて、室内の温度調節の役割をしてくれます。
当社のわら床には防虫紙を利用していますが、天然わら独自の吸湿性の高さにより、定期的に干したり、できるだけ風通しの良い環境を保つことをお勧めしています。そうすることで、カビやダニ等の発生を防ぐことができます。
毎日清潔に保つことで、畳本来の良さが実感できる畳床です。
この畳床は「縁(へり)つき畳」の「太麻表/特等品・上級品」のみの使用となります。
わらサンド床(わらさんどどこ)
わらサンド床の主な原料となる、稲わらは“新潟県・山形県・宮城県産”です。
【畳床の構造】
上から❶化粧バエシート❷わら❸カネライトフォームもしくはダイケンたたみボード❹わら❺防虫PPシート
【畳床の特徴】
昔ながらの畳と同じ、天然わら100%の畳床です。ボード床と比べると感触がとても良く、復元力に富んでおり耐久性は抜群です。
また、吸湿・放湿性の機能を持っていて、室内の温度調節の役割をしてくれます。
当社のわら床には防虫紙を利用していますが、天然わら独自の吸湿性の高さにより、定期的に干したり、できるだけ風通しの良い環境を保つことをお勧めしています。そうすることで、カビやダニ等の発生を防ぐことができます。
毎日清潔に保つことで、畳本来の良さが実感できる畳床です。
この畳床は「縁(へり)つき畳」の「太麻表/特等品・上級品」のみの使用となります。
ボード床(ぼーどどこ)
わらサンド床の主な原料となる、稲わらは“新潟県・山形県・宮城県産”です。
【畳床の構造】
上から❶不織布❷ダイケンたたみボード❸カネライトフォーム❹ダイケンたたみボード❺PPシート
【畳床の特徴】
昔ながらの畳と同じ、天然わら100%の畳床です。ボード大建工業株式会社の未・再利用の木材チップを利用して作った商品「たたみボード」で、断熱性の高い株式会社カネカの製品「カネライトフォーム」を挟んだ畳床です。
たたみボードは、木材繊維が絡み合って空気層を多く含んだ構造のため、断熱性に優れている上、環境にやさしい製品として「グリーン購入法特定調達品目」に適合しています。
また、カネライトフォームは断熱性能が高く、フォーム内の独立気泡が熱をさえぎり、結露を抑制します。
薄畳用床(うすだたみようとこ)
【畳床の構造】
上から❶保護シート❷プラスチック材❸木質繊維ボード❹プラスチック材❺PP保護シート
【畳床の特徴】
豊田通商株式会社の薄畳用の畳床を使用しています。
15mmという薄さですが、木質繊維ボードの芯材とソフトプラスチックを組み合わせることにより「反り」や「歪み」の心配がなく、快適な歩行感を実現しています。
この畳床は、厚さ15mmの「薄畳」と「置き畳」のみの使用となります。
床暖用床(ゆかだんようとこ)
【畳床の構造】
上から❶MFシート❷マルチパネル❸MFシート❹PPシート
【畳床の特徴】
ビデオテープ、オーデオテープ等の磁気テープの製造時に出る廃材を原料として作られた、保温性に優れているマルチパネルを挟んだ床暖向けの畳床です。
床暖特有の熱による「反り」や「へたり」に強く、燃焼性もJIS難燃3級レベルです。
この畳床は、厚さ15mmの「薄畳」と「置き畳」のみの使用となります。
ソフト畳()
【畳床の構造】
上から❶MFシート❷マルチパネル❸MFシート❹PPシート
【畳床の特徴】
準備中
畳縁
畳縁(たたみへり)は高級畳縁“大宮縁”の≪60種類以上≫、
もしくは西陣畳縁≪18種類≫から無料で選べます。
表替えでは無料で縁も交換します。見違えるように綺麗になります。